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 モグは身体が弱い。
 好き嫌いなく良く食べるし、ドッグランで走りまくっているので筋肉がついて逞しい体格になってきたけれど、それでもやっぱりアレルギーなどが多くタオに比べると印象として身体が弱い。

 母乳による免疫や抗体ができ上がるよりも早くに母犬と引き離されたのかも知れない。
 子供の頃にちゃんと面倒を見てもらえなかったのかも知れない。
 先天的なものかも知れない。

 原因は分からないけれど、アレルギー検査では、お米や乳製品や鶏肉など様々なものにアレルギー反応が出ている。

「アレルギーだからアレルゲンを摂らない方がいい」というのは間違っていて、アレルギーなものを遠ざけているとどんどん弱る。アレルギーを克服して、なんでも食べられる犬になった方が強いに決まっている。
 アレルゲンを含まないドギーフードだけを食べさせた方がいいのかも知れないが、旬なもの、土地のものを食べさせた方が季節や環境と身体が馴染むはずだ。

 お米だってたまに上げてもアレルギー反応(身体が少し痒くなるらしい)だって出なくなった。

 しかし油断は禁物。
「大丈夫だ」と高を括ってお米を上げ続けると、キャパシティーを越えたところでアレルギーが出る。

 そこでモグのご飯は蒸かした野菜にお肉類(主に生の馬肉)とオートミール。
 肌の具合をみて、そこに馬肉を鶏肉や牛、豚に替えたり、塩分がある干物などは避けてなまり節などの魚というローテーションなのだ。

 ところで実は、オートミールを食べたことがない。
 レストランでも出てこないし、実家でオートミールが食卓に並ぶことはなかったし、家で食べる機会もなかったわけだ。
 小麦といえば日本ならうどん。もしくはラーメン。他にはパンに、ナンに、ピザに、パスタと、あらゆる加工方法で食べる食材ですが、小麦を食べるのにオートミールというチョイスはぼくにはなかった。

 オートミールの印象としてはどす黒いお粥。戦後というか貧乏臭いイメージでどうにも食指が動かないが、モグと暮らす様になってから、うちにはオートミールが常備されている。
 せっかくなので、そのうち食べてみようと思う。