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 松葉杖がないとトイレにすら行けないのに、その松葉杖に腹が立つ。

 ボクが子供の頃は白黒テレビが主流だった。それが今ではカラーになってプラズマテレビで大型化&薄型になってる。

 ビデオだってアホみたいにデカいVHSデッキからHDD録画に変わった。

 電話は当然の事、黒電話が家に1台。好きな女の子の家に電話するのに手が震えたもんだが、今では携帯電話が1人1台に近づいてきて、家の電話はADSL回線や光回線となり、インターネットでは動画がジャンジャン見えて、メールだってバカスカ送れる時代なのだ。

 しかしである。

 松葉杖は、ボクが子供の頃からほとんど何も変わってない。

 木製からスチール製になって軽量化が計られている。

 スチールなので長さを変える事もできるから、病院などで貸し出すときは便利だ。

 木だとすり減ったりするだろうから、スチール製になって耐久性も上がっているのかも知れない。

 …しかし、である。

 もう少しどうにかならんのかね!?

 ボタン1つ押せばシュルシュルと縮んで、ポケットに入るくらいの芸当ができてもいいんじゃないの?

 雨の日にですよ、松葉杖ついてたら傘がさせないじゃん。ボクは元々が傘をささない(1本も持ってない)のでいいんですが、松葉杖ついてる様な奴は、雨の日は家で大人しくしてろってことか!?

 だいたいにおいて、松葉杖が必要な人ってのは少数派(マイノリティー)であり弱者である。

 家の小さな段差に不自由を強いられるのも、弱者である。

 しかし松葉杖を開発したり家を設計してる人は強者であり、ガンガン仕事してる人が多いに決まっている気がする。松葉杖の設計してる人で、実際に自分で松葉杖が必要な人なんかいないんじゃないだろうか?

 すると設計する人と利用する人の間に海よりも深い溝が出来る。

 両手が松葉杖で塞がっていたら雨の日は傘がさせないのです。

 松葉杖で移動してると、家の3センチの段差が難関になるのです。

 そういうことを経験として知ったのは収穫だ。

 この分野のプロダクトデザインがないがしろにされ過ぎてる。

 ボクが子供の頃と比べても、テレビや電話やパソコンの進化は目覚ましい。

 他にも幾らでも便利になった事はある。それに比べて松葉杖の進化は乏し過ぎる。子供の頃と同じだもの。

 先ずはボタン押したら傘が飛び出す松葉杖をデザインするのが急務ではなかろうか?

 次にはボタン押したら毒ガスが吹き出して痴漢撃退できる松葉杖も必要だ。だって松葉杖ついてる状態で襲われたらアウトだもの。

 他にはボタン押したらストローが出てきて、内蔵されたタンクに入った氷入りの麦茶が出てくる松葉杖も必要だ。

 どうせだったら松葉杖をライターであぶって吸ったら、タバコの代わりになるのもいい。

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