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 東京は冷たい雨…。

 お腹が空くけれど自炊する気力もなく、出前を取るテンションもなく、最近、居抜きで営業開始した近所の中華屋さん(前回&全開のお持ち帰りはこちら)で夕飯。
 初めてお店で食事したら、エアスポット感があってぼく好み。
 50代と思しきおっさん客1名。テレビを見ながら料理をあてにビールをグビグビ呑んでいる。

 店員は片言の日本語ができるホール担当のおっさん1名と、中国語ではお喋りな料理人のおっさん1名。
 要するに店員と客を合わせておっさん4名(^^;

 店内の壁に張り出されたメニューがサイケデリックで
  ・得
  ・大人気
  ・旨い!
  ・店長のおすすめ
  ・旨
  ・美味しい
  ・新
  ・大満足!
  ・お得!
 などの文字が踊るが、微妙過ぎて差が分からない。

 

 キュウリ漬けをあてにウーロンハイ。

 テレビで流れるのは「熱血ヤンキー教師 VS 定時制柔道部」というハードコア番組。

 2杯目を
「少し焼酎濃い目で」
 と頼んだら、メチルアルコールで目がつぶれるかと思うほど濃いウーロンハイがきた。

 テレビで熱血ヤンキー教師が
「土壇場で負けない強い気持ちが大事だ」
 と言ってるので、想定以上に濃いウーロンハイに負けない様に、ぼくも頑張ろうと思う。

 

 ほどなくすると店の電話が鳴る。
 出前を始めたのかと思いきや、近所の人のお持ち帰り注文。

 ちょうど料理ができ上がったくらいに、ぼくの母くらいの年齢の女性が注文した品を取りに来る。
 雨が降ってきちゃったとか、急に寒くなったと言ってるおばちゃんをガン無視して、料理をビニールに入れる店員。
「はし、いらないね?」
 と、禁断の呪文みたいなひと言を発すると
「要らないよ、箸なんて」
 と返すおばちゃん。
 別の意味での阿吽の呼吸。

 

 先達が呑み終わって店を出るときに
「マスター、おあいそ!」
 とひと言。
 裸の大将チックな中国の方をマスターと呼んでいるあたりで愛しさ振り切れた。

 

 3杯目のウーロンハイを頼んだら
「ちゅうごくでは、うーろんはいないよ」
 という返しがあって、店内にぼく1人でマスターと会話。

 マスターは奥さんと日本に来ていて、子供を北京に残しているそうだ。
「寂しいね…」
 と言ったら
「寂しいよ…」
 と言っていた。

 北京は寒いからアルコール度数50度くらいのお酒をストレートでガンガン呑む。
 ぼくが呑んでいるのは25度のウーロンハイ。
 どんだけ焼酎濃い目にしても
「ちっともこくないね」
 と笑っている。

 

 北京と上海に行ったことがあるので、その話しを少々…。

 

 少しあとに
「このランチメニューは、夜もOKなの?」
 と訊いてみると
「夜はご飯の大盛りできないよ」
 とのこと。

 大盛りなんて食べられないので
「ご飯とスープは後にして」
 というリクエストを先に告げて酢豚をオーダー。

 出てきた酢豚は具材がざっくり切られていて、大陸系の味でとても旨い。
 これ(写真)で500円。
 定食にすると、ご飯と、スープと、漬物がついて600円。
 かなりエージングが効いていて、モツみたいな香がするのも楽しい。

 5杯目のウーロンハイを頼んだら、今年最強くらいに焼酎濃くて参った。

 

 〆にご飯を貰うと、スープが旨い。
 漬物が辛子高菜でこれも旨い。

 さらにご飯は、普通盛りなのの、丼に山盛り。
「これ大盛りじゃないの?」
 と訊いたら
「おおもり、もっとやまもりだよ。コーチがいっぱいだべるね」
 とのこと。

「コーチ?」
 と聞き返したら
「こーじのひと」
 と言っていた。

 きっと、近所の現場の工事の人なんだと思う。

 

 しっとり明日のタオの命日を忍ぼうと思っていたら、想定外の濃い目のウーロンハイにやられた夜。