R0010746.JPG R0010748.JPG R0010750.JPG R0010756.JPG R0010759.JPG

 吹雪で飛行機が欠航して札幌に足止めになった夜。飛び込みで入った北海道料理の店「やませみ」@ススキノのご主人・武田さんと、鹿撃ちやアイヌのことなど色々と話し込んだ。

 その後で武田さんが撃った鹿を勧められて食べたら異常に旨かった。

 鹿も酒も旨いので、いい気になって呑んでいたら、武田さんはパソコンビギナーでメールの設定で困っていることが判明。

 一緒にいたMTVのMさんと一緒にさっとGoogleのメールアカウント取得&設定したら、凄く喜んでくれて、振るまい酒を徹底的にご馳走になった。

「一番美味しいところを家から持ってくるから、明日、店に取りに来てくれ」と言ってくれた。

 しかしキャンセル待ちで飛行機が取れたので、その旨を武田さんの留守電に入れて、その約束は果たせぬままに帰京。

 羽田に着いたときに、ボクらが設定した武田さんからメールが来た。

「一番美味しい鹿肉を送るから住所を教えてくれ」

 と、書いてあった。

 無遠慮にも程があると思ったが、そういう申し出を断る方が無遠慮だと思ったので住所を送らせて貰った。

 そしたら今日、鹿肉が届いた。しかもたくさんの塊で(^^;

 特上上上と書かれた鹿のバラ肉。素材の味を活かそうと思って塩コショウだけでさっと焼いて、カベルネソービニヨンと一緒に頂く。

 牛とも豚とも羊とも違う獣の味。

 大自然で、自分の力で生きていた獣の味。

 覚醒感を伴う味。

 野趣があると言うだけでは言葉が足りない、力強い味。

 命を「いただきます」という味。

 甘美な脂の甘味。

 お礼のメールに写真貼付してすぐに送ったが、ちゃんと見てくれているのだろうか?

 お返しに東京の名産を送ろうと思うが、武田さん本人が山に入って苦労して仕留めて、血が回って血なまぐさくなる前に自分で捌いて、山から持ち帰った野生の蝦夷鹿に太刀打ちできるモノなんか東京にあるんだろうか。

 それを探すのがまた楽しい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください