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 流血の日曜日…。
 
 この3連休は、初日の昨日は健太を遊びに連れて行って、今日はあれこれ仕事して、明日ゆっくりしようと思っていたのですが全く思い通りにならん。

 風呂上がりや、飲んでいるときや、頭は出血量が多いのは知っていますが、健太がコケて抱き上げたとき、流血デスマッチみたいに顔面真っ赤になっていて、それを見たヒカルもパニックになって焦った。

 

 車で近所の大きな病院に連れて行った方が速いですが、すぐに119番に電話。(応急処置してもらった方がいい場合があるという判断)

 救急車が近くにいなかったみたいで、すぐに近所の消防署員が(消防車で)駆けつけてくれた。
 すぐに血はとまったので、止血せずに、傷口に触れないようにガーゼを当てるだけの応急処置。

 救急車が到着するまで、消防車の隊員に状況説明。
 すると今度は向かってくれている救急車から電話が入り、事前説明でバタバタ。

 ヒカルが焦るとその焦りが健太に伝播してしまうので、ややゆっくりしたペースの穏やかなトーンで、隊員さんがヒカルに話しかけてくれるので助かった。

 

 救急車に乗ってからの応急措置で頭に包帯を巻こうとすると、健太が泣き叫んで拒否するのでどうにもならず。
 搬送先の病院を確認してくれたのですが、時間がかかることでヒカルがまた焦る。

 頭をぶつけた場合、ぐったりしてたり、意識が混濁したり、出血せずに内出血している方が危険度が高いという知識はあるのですが、この状況でそんなことをぼくがヒカルに伝えて落ち着かせようとしても意味ないので、何しろ急ぎで病院に搬送してもらわないと。

 

 頭の処置ができる病院が見つかったけれど、四肢に骨折などがある場合、その病院では骨折の処置ができないので、他の病院に移動になる可能性があるという事前説明。
 搬送されてまた移動になると時間がかかるので、頭も四肢も両方診られる病院がないか聞いたら
「緊急性が高いのは頭なので、まずは頭を診察してもらうことを優先した方がいいと思いますよ」
 と、緊急隊員からのアドバイス。
 その通りだと思うので、再搬送になる可能性も了承して移動。

 救急車大好きなのにずっと泣いているので
「ほら。ピーポーピーポーだよ」
 とあやすも、さすがに効果なし。

 

 そのうち、泣き疲れとパニック疲れで健太が寝た。

 こうなると「意識混濁したのかも?」ということが心配になり、救急車に同乗している隊員に確認。

「所見では意識混濁で寝た可能性は低いと思うけれど、心配だったら起こしといた方がいいので、寝てしまったら話しかけて、寝ないようにしてください」
 とのこと。
 疲れ切って寝ている健太を起こすのも可哀そうなので、手を握ってみて、ちゃんと握り返す反応があるか確認しながら病院へ。

 

 大きな病院なので、救急車で搬送されてくる患者さんも多い。
 健太くらいの怪我だと、緊急性が低いと判断されるため、診察してもらうまで1時間待ちだった。

 出血は止まっているし本人の健太は疲れて寝ているのだけど、ヒカルもぼくも返り血を浴びているし、健太のトレーナーも血だらけだし、処置するときに拭くということで健太の顔面が血だらけなので(見た目は)ピンチ感が強い。

 診察までの間、医者に引き継ぐために救急隊員さんがずっと横にいてくれて
「診察まで時間がかかってしまって辛いでしょうけれど、もう少しで順番だと思うので大丈夫ですよ」
 と、声をかけてくれるのが心強い。

 

 やっと診察。
 救急隊員さんから引き継ぎの説明がありドクターにバトンタッチ。
 
 その場から去ろうとする救急隊員さんに
「お騒がせしました。ありがとうございました」
 とお礼を言ったら
「お大事に」
 とだけ言って颯爽と帰って行った。
 お世話になりました。

 

 疲れて寝ている状態の健太の傷を診た先生が開口一番に
「傷は縫えばいいですが、頭なので、内出血がないか確認のためCTを撮りましょう。CTで1歳児を被爆させない方がいいですが、ぐったりして大人しくなっているし、これから意識混濁などの可能性もあるので、先にCTを撮ってしまった方がいいと思います」
 との説明。

 被爆と言われちゃうとビビるので、どうしようかヒカルと相談しようと思ったら、診察台に寝かされた健太が絶叫&大暴れはじめて
「これだけ元気で意識の混濁もないのでCTは不要だと思います。傷の縫合だけするので、万が一、帰宅後に、吐いたり、痙攣したり、唇が紫色になったりしたらすぐに連れて来てください」
 ということに方針変更。

 

 傷口の縫合してもらって、化膿止めの抗生物質を処方してもらって帰宅。(写真は処方箋薬局で調剤待ちの健太。白衣の人に疑心暗鬼になっている目つき)

 

 子供の怪我や事故は親の責任ですが、この月齢(1歳8ヶ月)くらいの子供は、歩くどころか、走るし、どこかによじ登るし、転びまくるのでどうにもならん。
 男の子は少しくらい怪我するのは仕方ないと思っていましたが、なにしろ怪我や事故だけは気をつけないと。

 いやー。ほんと焦ったし参った。