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 昨日からピノちゃんがお泊まりに来ている。

 少し前から
「ピノちゃん来るよ」
 と教えていたら
「ピーちゃんくる?」
 と、毎日楽しみにしていたので健太ご機嫌。

 ピノちゃん見るなり
「ピーちゃんかわいい。なでしたい(撫でたい)」
 といってずっと撫でていた。

 

 年に何回かお泊まりに来てくれるのだけど、最初はピノちゃんを追い掛け回して乗っかろうとしていたので、目が離せなかった。
 そのうち
「ピーちゃんみて!」
 と、寝ているピノちゃんを無理やり起こして、おもちゃを見せたり、得意のダンスを見せたり…。
 どちらにせよちょっかい出しまくるので目が離せなかったけれど、今回のお泊まりでは適当に距離を取れる様になって、たまに撫でたり、キスしたりと、随分と健太が成長した。

 ピノちゃんも高齢になって気温差が心臓に負担をかけるそうなので、散歩に行くときはピノちゃん持参のフリースを着せている。
 家にいるときも少しは暖かい方がいいかと思ってモグの服を着せたら、覚えていたのか
「にーに(モグ)のふく?」 
 と訊いてきた。
 健太がまだ話せる前(1歳2ヶ月)にモグが亡くなってしまったのだけど、ちゃんと覚えてくれているみたい。
 毎晩、モグの遺影におやすみ言ったり、たまに写真や動画を見せているから後付けの記憶なのかな?

 

 健太は2歳4ヶ月。
 世間では魔の2歳児(こちら)といわれる時期。
 反抗するという自我が生まれてきたわけですが、反抗の80%くらいがヒカルに対してで、残りの20%くらいがぼくに対して。(この比率は関係する時間と密度の差っぽい)

 内容も、食事や着替えや風呂や歯磨き等の些末なことばかりですが
「ちゃんとお着替えできないと、ピノちゃんと散歩に行けないよ」
「歯磨きしないとピノちゃんに笑われちゃうよ」
 という感じで、ピノちゃんをだしに使うと、意外なことに言うことをきく。
 これも「ピノちゃんにいいところを見せたい」という自我の目覚めなので、色気づいてきたともいえる。

 

 しかし着替えや食事などに反抗してる暇とエネルギーあったら、社会や体制などのもっと別のことに反抗して、世界を少しでも良くするために時間とエネルギーを使って欲しいけれど、あと20年くらいかかるのかと思うと先は長い。