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 教授のCODA(こちら)を観てきた。

 自然や文明を見据えながら創作活動を続ける音楽家のドキュメンタリー。
 病気や健康や地震や津波やテロなどの環境変化の中で、教授はどこまでも自然で軸がブレない。

 

 ピアノを放置しておくとどんどん調律が「狂ってくる」というけれど、無理やり人間のシステムにハメ込んでいるだけなので、ピアノにとってはより自由に解法されて自然に戻っているだけという見解が新鮮。
 自然の音しか聞こえない北極でフィールドレコーディングして「音を釣ってる」というシーンから、ガイガーカウンターの音が鳴り続ける福島のシーンへ展開するのが印象的でした。

 それと物凄いメイクしてインタビュー受けてるシーンがありましたが、これも当時の教授には自然な流れだったと思うので、振れ幅大きい(^^; 

 

 以前読んだ「宇宙からの帰還」か何かの中で
「環境というのは自分以外の全てだ」
 と(宇宙飛行士が)言ってました。
 環境と向き合い続けるというのが生きるということなんだと、またしても思い知らされた。

 

 環境や自分に向き合うためのヒントがいっぱいある映画なので、みなさまぜひ。