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 タイカレー専門店に置いてあるものを真似したんですが、青唐辛子を細かく切ってナンプラーと一緒にガラス瓶に入れて冷蔵庫で一晩寝かしただけ。本当は丁寧に種を取った方がいいんでしょうが家で食べるにはこれで十分。

 熱を入れると青唐辛子の香りや辛味が飛んでしまうので、食べるときにご飯とカレーにかける。すると青臭い爽やかな香りと突き抜ける辛さに、ナンプラー独特の臭みと塩気が絡み合って実に旨い。

 醗酵調味料はことごとく偉大ですが、さらにそこに香辛料を加えることでいきなり本格的になるから料理のクリエイティブは面白い。

 3連休最後の文化の日。
 まだまだ終わらない仕事に包囲されながらも、どんより天気の気分転換が終了した。

 色々な人と色々な仕事をする様になって分かった真理が1つ。
 それは
「いつでも、どこでも、誰とでも、どんな仕事をしてても時間と予算は常に足りない」
 ということ。

 倍の予算があれば足りるのかと思えば、他にあれこれ追加となってあら不思議。いつの間にか倍の予算があっても足りなくなる。
 倍の時間があれば足りるのかと思えば、同じくあれこれ追加となっあら不思議。いつの間にか倍の時間があっても足りなくなる。

 例えば1,000円で提供するランチやアプリやゲームがあったとする。
 すると同じく1,000円で提供されるライバル店のランチやアプリやゲームよりも秀でてないと買ってもらえないので、より豪華に、より美味しく、よりボリュームアップを競う様になる。
 ランチを提供するレストランなら、他店と比べてより立地が良い所に店を構えようとするでしょうし、チラシ配ったり媒体に出たりのプロモーション仕掛けるでしょうし、より美味しくしようとするでしょうし、サラダやコーヒーやデザートのサービスを付ける。さらにはライスお代わり自由とか、スタンプカードを作ってリピーターを増やしたり、雨の日は10%オフとか、内装にこだわっていい雰囲気を醸し出すとか、ホールのスタッフ教育を徹底して好感度を上げるとか…。

 しかしそんなことには限界があるので「うちの方が50円安い」とか「いいや。オーガニック食材にこだわってるのはうちだ」とか「うちはランチタイムを16時まで延長した」とか「うちだって土日もランチタイム始めたんだ」などと同業他社と競ってるうちに疲弊しちゃうんですよね、きっと。

 そんな無限ループからの脱却が今後の課題です。

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