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 本の執筆の打ち合わせ&顔合わせで恵比寿で食事。
 色々と食べた。

 まぁなんとかなる気もしますが、最年少の担当編集者曰く「このレベルの話しから実際に出版までいくのは6割くらいですから」とのこと。
 共同執筆者には「そんなことも知らないんですか!?」とバカにされつつ、当の本人も調べただけの話しで実際に経験してるわけでもないのでその溝を埋めるのが課題かな。経験してもないことを言い出すと、バーチャルな知識が多い方が正しいということになるので難しい。でもまぁ、自分の経験と主義&主張に照らし合わせつつ、自分にとっても、関係者にとっても、読者にとっても、その先の未来にとっても最善だと思う方向に行くしかない。

 それにあれですよ。売れて当たり前とか、完成して当たり前という前提の仕事が多いですが、あらゆることがどうなるか分からないのが世の中の真実なので「出版まで漕ぎ着けるのは6割ですよ」と、最初から担当者にいわれてる仕事は面白い。
 それだけ不確定性が高いということ(^^;

 食後に呑み直したら、隣の席で若い女の子と呑んでいるおっさん(想定でぼくと同い年くらい)が熱い。
 彼曰く
「戦争に負けたのは上の世代で、いまアメリカと戦争したら負ける気がしない」
「あんだけ物資に恵まれていたアメリカに最終手段の核爆弾まで使わせたのは日本だけなんだから、それだけ日本が手強かったということ。それは立派だった」
 とのこと。

 上司なのかも知れないけど、こんな男の話しに
「そうですよねー」
 みたいな相づちうってニコニコしてる暇があったらとっとと会社辞めた方がいいし、友達や彼氏(そうは見えなかったけど)なんだったらそんな人間関係は切り捨てて別れた方がいいと思いますが、たまたま彼が大変な日で荒れてるだけで普段はすごいいい人なのかも知れない。
 そう思うと、彼の暴言を肯定しながら受け入れて聞いている女の子が神々しく偉く感じる。

 正解も不正解もないですからね。

 世界は奇異です。
 そして尊い。

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