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 日曜日の昼(タオの検診後)に急に思い立って、その場で電話で内見を申し込んで、駒沢公園まで徒歩5分という物件を見てきました。
 この当たりは高級住宅地なので法律や条例が厳しいらしくて、都内でよくみる3Fのタウンハウスは皆無。なのでこの物件も2F建て。そんなに広くもない土地に2F建てなので新築戸建てなのに2LDKという狭さ。所謂、狭小住宅なんですが、隣の家までの距離も取っているから全体的に開放感があって明るい。

 タオが老いて足腰弱ってきたことが戸建て購入を考え始めた要因なのでなるべくなら3Fよりも2Fの方がいいんですが、同じ土地の面積に建てるなら3Fの方が床面積が広くなるのは当然の理屈。2LDKなんか子供ができたら手狭になることは確実なんですが、先のことは分からないので、今はタオ基準で考えてみようというあたりに無計画で無謀な性格が露呈するわけです。

 法律なのか条例なのか知りませんが、土地の広さに対して建てていい床面積が決められています。それを建ぺい率といいます。なので同じ土地面積でも、3Fを建てていいとか4Fを建てていいとかが、エリアによって決められているわけです。
 さらにバルコニーも床面積としてみなされる様なので、広いバルコニーやルーフバルコニーを作ると、その分、部屋を狭くしなくてはならない。
 そこで出てきた苦肉の策(?)がグレーチングバルコニー
 よく道にあるグレーチング材で作ったバルコニーのことなんですが、これは床が抜けているからバルコニーとは見なされなくて、広くしても、床面積から度外視されるそうです。だからこの物件も、かなり広いグレーチングバルコニー付きでした。
 しかしグレーチングバルコニーの真下が駐車場なので、せっかく屋根付き駐車場なのに、その実は屋根なしと同じ。住宅を建てるときは建ぺい率の問題でグレーチングバルコニーにしてるけど、建て終わった後には、そこを改造して、ウッドデッキにしたりする人も多いらしい。厳密には建築法(?)違反なんですが、建てた後にそれくらいの改造だったらお咎めなしみたいです。でもウッドデッキにするとバルコニーの下に陽射しが落ちなくなるから1Fの部屋が真っ暗になったりして、それはそれでどうなのかと…。

 あとは都内の狭小住宅必須アイテムが屋根裏収納。
 ぼくが内見した物件のほとんどにこの屋根裏収納があるんですが、これもまた建ぺい率の問題っぽい。
 納戸として物置部屋を1つ作ると、その分、建ぺい率問題で1部屋減らさないとダメなので、狭い土地の有効利用を考えると、必然的に屋根裏収納が付くという理屈。住宅のパンフレットには「お子様の秘密基地としても喜ばれますよ!」みたいな謳い文句も常套手段。しかしこんな階段は、荷物を収納するには危なくて不向きだと思うんですが、土地が狭い&建ぺい率の呪詛があるから仕方ないのかも。

 同じ時間に同じ部屋を撮った写真なんですが、部屋から外を撮ると、外の明るさ基準になるから部屋が暗くなる。
 実は光りに溢れた明るい部屋なのに、薄暗くなる感じが写真マジックで面白い。

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