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 アスファルトの割れ目や駐車場の片隅に咲く路傍の花が好きだ。

 可憐でありながらも、そこには何の庇護も受けずに自然に咲いている生命の力強さがある。

 すぐに枯れてしまう可憐さは可憐過ぎるし、どうやっても枯れない力強さは強過ぎる。

 可憐だけど力強いという相反するバランスがいい。

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