ボクが使っているコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)はRicohのGRD2とR8。ほとんどの場合GRD2を使ってますが広角単焦点のためにズームがない。なので遠くを撮りたいときなどはR8も持ち出して2台利用。

 一方のヒカルはデジイチ(デジタル一眼レフカメラ)でNikonのD60のみ利用。タオが病気した際に「あと何年も生きてないかも知れない」と痛感したらしく、タオの可愛い表情を残したいということでタオの病気中に即決購入していた。

 D60は広角〜標準と標準〜望遠のズームレンズ2本ついて10万くらいだから、レンズ1本だけだったらGRD2と値段はほとんど変わらない。

 値段は変わらないが、GRD2やR8と比べるとずいぶんと大きい・ゴツイ・重い。当然のことポケットに入れて常時携帯して気が向いたときに撮影という使い方はできない。

 ずいぶんと大きい・ゴツイ・重いとはいえ、デジイチではミドルサイズ機なので、フルサイズ機に比べるとコンパクトだ。

 デジイチはコンパクトさを犠牲にした。犠牲にしたというかコンパクトになろうとしなかった。

「メタボ上等! かかって来い!!」

 ってもんである。

 それに比べるとコンデジは

「夏までに3キロ痩せる」

 みたいなダイエットした女の子風であり、男らしさに欠ける。

 スネ毛ぼうぼう(?)系のデジイチが何を守り続けたかと言えば、それは男のメンツであり男らしさだ。

 この場合の男らしさとはオートフォーカスのクイックレスポンスのことである。間違ってもスマイルシャッターや顔検知機能ではない。

 シャッターを半押しして1秒くらいでピントが合ったらシャッター押し込むというコンデジ的な撮影スタイルとは異り、撮りたい被写体をファインダーに収めてシャッターを押せばそれだけで大抵ピントが合って撮れている。なんと男らしく潔いことか…。

 これはどういうことかと言えば動き回る子供や犬の、動きを撮ったり、一瞬の表情を撮ったりすることが可能ということだ。

「ママ撮って」

 というコピーでEOS KISS DIGITALが爆発的なヒットとなったが、子供の動きや表情を撮り残したいというママさんたちにはコンデジではダメなんである。ママってのは男気なんである。

 他にもデジイチはボケ味を守り続けた。コンデジでいくら頑張ってもデジイチみたいなボケ味は出せない。普通に撮るだけで被写界深度を感じる(=被写体の前後がボケる)写真が撮れる。ボケというと認知っぽいですが、ボケこそ男の美学なり。ボケてなんぼなのだ。

 他にもNikon独特のリアルでコントラストが高い発色だったり、フラッシュ使っても白飛びしないとか…。

 結論を言えば、持ち歩くことが面倒でないなら圧倒的にデジイチの方が優れている。

 コンデジとは、その名の通りコンパクトであることが売りなので、コンパクトであるということ以外ではデジイチに勝てない。

 ホワイトバランス変えてみたり露出を1段絞り込んだりと四苦八苦しているコンデジ陣営のボクの横で、ほとんどオートでバシャバシャ撮ってるデジイチ陣営のヒカルの写真の上がりがいいのが納得できん。

 要するに道具ってことか!?

 もっと言えばカネってことか!?

 タオがボールを追いかけている写真はコンデジではピント合わせが遅くて撮れない。

 タオが水を飲んでいる写真も、このフレーミングで、このシャッタースピードでは撮れない。

 家のタオの写真の背景のボケ味もでないので、コンデジではもっと家が散らかってる風に写る。ボケてしまえばどこかのセットみたいだものなー。

 それにしてもNikon D80(D60の上位機種)が欲しい。

 きっと世界は男気なのだ。

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