朝一に「iPhoneの予約したよ」とSさんからメール。

 詳細を聞くとソフトバンクの旗艦店の表参道店で午前中に予約できたそうだ。

 優先供給はされるけど、入荷数未定なので発売日に確実に購入できるかどうかは分からない、といったプレ予約らしい。

 iPod touchのときに「どうせ買えるでしょ」と高を括っていたら痛い目に遭ったので予約入れようと決意。

 電車やバス移動が増えて携帯Suicaの恩恵にどっぷりなので、お財布携帯機能がないことに一抹の不安を覚えるが、なにしろ待ち焦がれたiPhoneなんだから、まぁいっか。

 昼過ぎから渋谷でミーティング。

 会うなりMさんから「iPhone7月だね」と話題を振られたのでちょっと立ち話。(座ってたけど)

 予約受け付けている情報を教えて上げると「うそ! だったら予約しよう!」と喜んでいたので、ボクもミーティングが終わったら予約するつもりだと伝える。

 ミーティング。

 夕方にミーティングを終えてソフトバンクの渋谷明治通り店へ。するとiPhoneの予約は受け付けていない。

「昼前に友人が予約したらしいんですけど」

 と伝えると、20代であろう若い女の子から、上司らしき貫録ある30代〜40代のおばさまにバトンタッチ。

「情報が降りてきてないので詳細は分かりませんが、直営店なら予約を受け付けているかも知れません」

 と言うので1番近い直営店はどこか聞いたら渋谷店が1番近くて、場所は渋谷の109の裏だそうだ。

「だったら近いので行ってみますね」

 と店を出ようとすると

「確認してみますのでお待ちください」

 と、直営店の渋谷店に確認の電話を入れてくれる。

 基本的にはiPhone以外は興味ないんですが、他のモデルなどを眺めながらしばし待つと

「申し訳ありません」

 と確認の電話終わりに言われる。

 何かと思ったら、直営店の渋谷店でも予約は受け付けてないそうだ。

「しかし昼前に友人が予約してるんですが」

 と再度伝えると、さらに確認してくれて、結論としては旗艦店である表参道店のみが予約受付してるという情報ゲット。

 なので渋谷から表参道へ移動。

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 この華やかさったらないくらいの店構えのソフトバンク表参道店へ。

 店に入るなり若い女の子の店員が声をかけてくれたのでiPhoneの予約をしたい旨を告げると、その女の子はファイルを持ってインカムつけたいかにもやり手って感じの女性にボクの案件を伝言。

 すかさずインカム女性がやってきて

「申し訳ありません。予約の方は締め切らせて頂いている状態でして…」

 と告げられる。

「なんじゃそりゃ!?」

 と心の中で思ったけど、大人なので冷静に

「いま渋谷明治通り店に行ったら、直営店なら予約してるかも知れないと教えられて渋谷店へ行こうかと思ったんですが、確認してもらったところ渋谷店でも予約は受け付けていないとの事だったんです。しかしその後で表参道店だけが予約を受け付けていると教えられて、渋谷からわざわざこちらへ来たんですが…」

 と告げると

「申し訳ありません。なにしろかなりの人気商品でして、商品の確保が難しいので、確実な事が分からない状況のために予約を打ち切らせて頂いている状態です」

 と言われる。

「それじゃ話しが違うやんけ!」

 と、何故かエセ関西弁でクレーム入れようかと思うが、大人なので冷静に

「だったらどうすればいいんですか?」

 と聞いて見た後のやり取りは

「入荷数などのハッキリした事が分かり次第に予約再開しますので、お電話を頂いて、予約が再開されたかどうか確認して頂ければと思いますが…」

「毎日電話して予約の再開したかどうか確認すればいいんですか?」

「毎日というのも大変だと思いますので、1週間に1度くらいでよろしいかと思いますが…」

 みたいな不毛な感じ。

 途方に暮れているとすかさずその女性が名刺を取り出したので

「わざわざ渋谷からご足労頂いたので、名刺に直接連絡頂ければ良きに計らいますので」

 とでも言ってくれるのかと思いきや…。

 名前も入ってない空名刺にその人が自分の名前を書いて、さらにIPHONEと書いて手渡される。

 iPhoneじゃなくてIPHONEですよ(^^;

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 意味がよく分からないので

「○○さんに電話をさせて頂ければよろしいんでしょうか?」

 と尋ねると

「いえ。私に電話を頂いても仕方ないので、名刺にある番号に電話を入れて、予約再開したかどうか確認をお願いします」

 だって。

「だったらこのIPHONEの意味は?」

 と聞こうかと思ったがそれも虚しいので

「状況は分かりました。しかしソフトバンクさんのショップの方から、こちらへ伺えば予約できると聞いて渋谷から表参道に来てるんです。こちらへ伺っても予約できないという業務連絡を徹底しておかないと、他にもボクみたいに無駄足踏む人がいると思うので、その旨よろしくお願いします」

 とだけ、建設的(?)なクレームを入れて大人しく店を出る。するとその○○さんは、すかさずインカムでなにやら業務連絡してた。

 店を出たボクはMさんに電話。

 ソフトバンクショップで予約できるというガセネタを掴ませてしまったので、そのお詫びと最新の予約情報を伝えようと思ったのだ。

 するとMさんは、Mさんの会社から徒歩30秒の、宮益坂の一番上にあるソフトバンクショップで予約を済ませたとのこと。

「えっ!? なにそれ!?」

 と詳細を聞いて見ると、入荷数も分からないので完全な予約とは言えないが、入荷数が見えたり何か情報が入ったら店から連絡をくれるというので電話番号と連絡先だけ書いてきたらしい。

 プレ予約だからSさんと同じだ。 

「なんじゃそりゃ!? さっきまでそこにいたんだから早く教えてよ」

 と思うがMさんに言っても仕方ないので、再び渋谷へ戻る。

 さっきまでミーティングしていたMさんの会社の目と鼻の先なので、これぞまさしく振り出しに戻る。

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 …で、これが予約引換券。

 アメリカでは$199と$299と発表されたが、日本では値段すら発表されてない状況なので、そのあたりが分からないと完全な予約も受け付けられないと言っていた。そりゃそうだよな。

 すごく小さなソフトバンクショップだけど、今日だけで20人弱が予約したそうだ。

 ちなみに機種変更よりも新規契約が優先されるとも言っていた。

 さらにキャッシュよりもカード払いが優先されるそうだ。

 新規契約者数を増やしたいのは分かるが、既存のソフトバンクユーザーが機種変更するよりも、他社キャリアユーザーが新規契約する方がプライオリティーが高いってのが資本主義下の市場原理。それがソフトバンクとしての総意なのかショップ毎の意向なのか分からないけど、何しろなじみの客より新規の顧客ってのはちょい疑問。

 新規客も既存客も大事というのが建前だろうけど、どっちが大事か、究極的な選択を余儀なくされたら新規客ってことなんでしょうね。

 それくらい究極的な状況なのかも。

 家から最寄りのソフトバンクショップをネットで調べたら中目黒だった。

 ひょっとするともっといい事あるのかもと思って電話をしてみると

「当店ではiPhoneの予約は承っていません」

 とのこと。

「当店では」

 という部分が引っ掛かったので、念のために

「他のお店はどうなんですか?」

 と確認したら

「予約に関してはショップ毎に決めている状況でして、ソフトバンクとしての意向はまとまっていません。なので申し訳ないですが、予約をしたいということでしたら店舗毎に電話を入れて頂いて、予約を受け付けているのかどうか確認してください」

 とのことでした。

 足並みの乱れから、バタバタしてる舞台裏が見えました。

 果たしてボクは、発売日にiPhoneを手に入れることができるのでしょうか?

 しかし確実に発売日にiPhoneを手に入れられるかどうかも分からないプレ予約するだけで、ソフトバンクショップを3軒はしごっすよ(^^;

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