DSC_0302_2.jpg

 ほとんど同じに見えるけど、ちょっとだけ違う写真の風景とiMacのモニタの中の風景。
 ちょっとした間違い探し。

 

 この20年くらいは年に360日程度、浴びるほど呑み続けてきた。数年に1回くらいしか受けないが、健康診断でも必ずDとかEがあって要精密検査という結果。精密検査なんて受けるの嫌だし、自分の身体のことを他人からとやかく言われうるのが鬱陶しくてこの数年は健康診断を受けていない。
 そんな生き方して来たので身体を壊すのは当たり前。自業自得ってもんである。
 しかし自業自得なので誰のせいにもする気にならないし「あらら…。もう少し無茶が利くと思ってたら、ぼくの身体も意外に人並みだな」というのが正直な感想だった。

 そんなぼくでもさすがに痛風の痛みはこりごりなので、この3週間はほぼ禁酒で肉抜き。
 体質改善まではできないだろうが、3週間くらい生活変えればレストア&リカバリー可能だと思ったわけだ。

 そのついでに体重も減るだろうと思っていた。
 この15年で10キロくらい太ったが、なんとなく5キロくらいは減るんじゃないかと思っていた。
 1日4食食べるわけでもなく、間食するわけでもなく、どか食いするわけでもないので、太った原因は酒だと思っていたのだ。その酒を抜くんだから体重も落ちるだろうと考えたわけだ。

 しかし結果は3週間で1キロも減ってない。肉や脂や夜の炭水化物や酒を(基本的に)3週間も抜いたのに、である。これは自分でも意外だった。

 原因は3つ考えられる。

 1つめは、ちょうどタオも病気して散歩に行ってないということ。ヒカルとぼくで合わせて1日3回散歩ルールだったから、ぼくがタオの散歩に行くのは1日1〜2回。1回20〜30分の運動。週末にはちょっと遠出して1〜2時間歩く事も多かったので、この運動量がほぼゼロになっているのは大きい。

 2つめは、下痢しなくなったこと。呑めば浴びるほどということが多かったので、冷たい液体の過剰摂取と、水分過多と、アルコールによる胃腸障害により、呑んだ次の日は下痢ということが多かった。年に360日くらい呑んでいたので、何をか言わんやである。
 前にも書いたが、同じエネルギー量を摂取しても下痢だと吸収されずにそのままスルーされる。なので下痢をしてれば痩せるわけだが、呑まない生活で胃腸機能も戻ったら下痢をしなくなり、栄養吸収能力が高まった。
 高まったというより元に戻ったというのが正しいが、そしたら痩せないという現実に陥ったのだ。

 3つめは、基礎代謝量がほぼゼロに等しいということ。なので運動して筋肉を活性化させ基礎代謝量を上げればいいんだが、ここでふと考える。
 基礎代謝量ってのは車で言えばアイドリング状態みたいなことだ。車でいえば走ってないのにエンジンかけてるだけで消費されるガソリンのことで、人でいえば起きてない&動いてないのに消費されるカロリーのこと。
 基礎代謝量を上げれば座り仕事をしていてもカロリー消費されるからダイエットになる。ダイエットすれば成人病などのリスクが軽減されるから健康になるという理屈。
 しかし食べても太らない身体をつくるために運動するというのは本末転倒じゃないのか?
 車でいえば燃費の悪いエンジンになろうということだもの。
 本質的には、基礎代謝量が落ちて太るなら、基礎代謝量が落ちた状態でも太らない程度に食べる量(カロリー)を減らすのが筋じゃないのか?
 そっちの方がエコってもんでる。
 が、しかし…。

 そんなことを話しているうちに、ふと、今までの人生で大きな間違いを犯していたことに気付いた。

 ほとんど同じだけれども、小さく微妙に違う間違い探し。
 食事するときは、お腹一杯まで食べる。
 食事するときは、空腹じゃなくなるまで食べる。
「お腹空いたなー」で食べ始めて「お腹空いてはいないなー」でやめる。

 ガソリンを給油するときも、満タンにするより、半分くらいまでしかガソリン入れない方が燃費いいですよね。多分それと同じ理屈。永遠不滅の物理法則。
 よく「腹八分目」というしね。

 お腹いっぱいはNG。諸悪の根源だそうだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください