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 昨日、今年度のオリエンで京都入り。
 ゲームの授業の講師陣で集まり方針ミーティング。
 だいたいのことは事前に決まっていましたが、いいアイデアが幾つか出てきて盛り上がる。

 深夜にホテルにチェックイン。

 明けて本日は木曜日。
 京都にくる度に食べている第一旭の定休日。
 定休日を悲しむより、これを他のお店を開拓するチャンスと捉えて、友人オススメの高安へ。

 なるほど。
 人気でるな、これ。

 

 オリエンまでの時間に仕事をしようと思ってタクシーで精華大へ。
 高安の前で流しの車を停めたら
「お兄さん、高安?」
「はい」
 ここで運転手のおっちゃんの拍手。

「唐揚げ?」
「はい」
「ライスは?」
「小」
 再び拍手。

「唐揚げなんこ?」
「いっこ」
 拍手。

「いつも高安?」
「いいえ。いつもはたかばしの第一旭です」
「どうして今日は高安?」
「第一旭の定休日なので」
 拍手。

「いつも一途に第一旭。でも休みだから他の店にちょっと浮気」
「まぁ、そんな感じっす」
 拍手。

「おじさんもラーメン好きでねー」
「ぼくも好きですよ」
「京都の人じゃないでっしゃろ?」
「東京です」
 またまた拍手。

「好きなラーメン屋が休みだったら、他のラーメン屋ってのが嬉しいねー」
「そうすか?」
「そりゃ嬉しいよ」

 聞けばおじさんは、お客さんからラーメン店の情報を仕入れて、休みの日には人気店にバイクで食べに行くのが趣味らしい。
 お客さんから仕入れた断片的な情報をメモったノートも見せてくれた(^^;

「お兄さん。あそこ」
「ん?」
「ごっけい」
「ごっけい?」
「極の鶏でごっけい」
 店の前を通ると長蛇の列。

「旨いんですか?」
「知らん」
「え?」
「パンチある系だから若い人向きだっていうとったで」
「それはぼくもムリかも」
「でも、いま一番人気や」
「凄い並んでますもんね。次の機会に行ってみようかな…」
「お兄さんみたいな若い人の口には合うんとちゃうの」
「若くないっすよ」
「お兄さん、若いやろ」
「今年で47です」
「若い! おじさんは70や」
「おじさんも若いっすね」
「ラーメンの新店デビューするのが楽しみやからね」
「そりゃいいっすねー」
「いいやろ? それが幸せっちゅーもんや」
「ですよねー」
 拍手。

 そこから道中ずっと京都のラーメン事情の情報交換。

 おじさんはAKBではあっちゃんが好きだけど、大島優子が好きな人がいる様に、美味しいといわれてるラーメン屋さんでも自分の口に合わないこともあるってのがおじさんの持論。
 先日もなんとかというお店に行ったらスープがぬるくてダメだったというので
「スープがぬるいのは論外ですよね」
 と話しに乗ったらまた拍手。

 学校の近くになったら
「お兄さん、学生?」
「いや、だから47っていってるじゃないすか」
「…ということは先生?」
「非常勤の講師やってます」
「それで京都に来るんやね」
「そうです」
「それでいつもは第一旭と」
「そうです。99%は第一旭」
 また拍手。

「でも先生やってたら、学生にラーメン屋の情報教えてもらえるから羨ましい」
「そんなに学生とラーメンの話しはしないっすよ」
「なんで?」
「ほとんどの生徒が女性なんですよ」
 拍手。

「先日も女性2人をラーメン屋まで乗せたけど、いまじゃ女性もラーメン好きでしょ?」
「好きな人も多いですよね」
 拍手。

 

 話しが噛みあってるんだか、噛みあってないんだかわからない微妙な会話がずっと続いて楽しかった。